これがウワサの土スープ!?@レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ
2009年 03月 19日
mちゃんとSちゃんの3人で美食会。今回はmちゃんのリクエストで、レ・クレアシヨン・ド・ナリサワです。先日行われた「世界料理サミット」に参加されたシェフが披露した自然との調和というのかな、そんなメニューになっています。すべてお任せコース。いただいたメニューリストは、まるで絵画のようなタイトルになっているので、想像がつきません。
ワクワクのスタート!
プロローグ
「畑から持ってまいりました」という、ラディッシュ。アミューズですね。
目が点になってしまうくらい、ホントーに畑からそのまま持ってきたかのよう。
土に見えますが、ちゃんとシェフが造った「土」。食べられます。土の香りがするかな〜と、そっとにおいをかいでしまったけど…(笑)。種明かしをしてもらいましたけど、自分では再現できないなー。
これがちょっと苦み走っていて、ラディッシュといっしょに食べるとバランスよくなりました。
ボリボリとそのまま手で食べる一品。
リチャードの土
これが、世界料理サミット(テレビで放送されたのを見ちゃった)で披露された「土のスープ」です。
温かいスープで、中身はゴボウ。土のついたゴボウを使ってスープにしているそうですが、色が黒いので、びっくりします。
ゴボウの香りと味がじわ〜〜として、お出しが濃厚で、滋味深いカンジ。でも、ゴボウくらいしか使っていないんですって。お出しもゴボウ? 土は、研究機関に調べてもらい、食べても無害なものだそうです。食材が土ということに驚いていると、「サルは土を食べるんだよ」とSちゃんの豆知識が!
灰
エピローグの前に、生きたままのエビを見せてくれました。バイバ〜イと手を振ったら、ちゃんと一尾のエビがハサミを動かしてくれたんですよ(笑) そのエビが、このようになって戻ってきました。
「灰」というタイトルなので・・・「ではフィニッシュを」と、液体窒素で凍らせて作ったという柑橘類の灰を、ソースのようにパーッと上からかけてくれました。
おお〜〜〜。
ふわ〜っと、「夜ヒット」のような状態です(笑)。灰になっても、ちゃんと柑橘類の酸味が残っていて、エビの甘さを引き立ててくれています。香りもステキ。
真冬の風景
山道とか、高原とかの散歩道で見かけそうな、雪解けを待つ「ふきのとう」。食事をしながらお散歩しているような気分になってきます。
雪に見立てているのはカブで、麦の土(ここでも土だ・笑)といっしょに食べるとうま〜い。これも温かいお皿で、ボコンとなったガラスの器も(しかも3人ともビミョーに違う)温かくて。
山と海の出会い
お魚です(あ、名前が…)。
フキと木の芽、木の芽を泡にしたソースでいただきます。お魚の焼き具合がこれまた絶妙で。身はふんわりとした柔らかさなのに、皮はパリッと。
木の芽のソースの苦味がオトナなカンジ(笑)
火〜祈りの森〜
お肉はピジョン。最初に丸焼き状態を見せてくれます。そのときにピジョンの説明をしてくれたのですが、もちろんフランス産。実は、鳩にもAOCがあるなんて初めて知りました! ワインとかチーズとか酪農系だけかと思ったら…。さすが、食の国。
で、このピジョン。65度だったかでじっくり焼いているので、この赤色をキープしているのだとか。皮がカリッと、皮の下からのお肉部分が全部赤くなっています。ちょっとでも火加減が変わると、焼き色のグラデーションになってしまうんだって。職人技ですな。スーッとナイフで切れる柔らかさ。キンカンや百合の根などが添えられています。甘いの。
炭
こちらもテレビで紹介されていまいしたが、目の前に登場すると、ハッと驚きます。だって、真っ黒なんだもん! 岩ですか? と思える風貌。実は松坂牛。黒く見えるのはネギを焦がして造ったもの。
サーブされたときは、ほうれん草といっしょに。このほうれん草にはお醤油の味付けでソテーされていました。お肉がとっても柔らかく、ネギが香ばしさ越えた苦味が、不思議とソースの役割をしていて、お肉の甘みを引き立てていましたよ。あら、不思議。あまり多くついていると「ニガ〜」と泣いちゃいそうですけど、そのさじ加減がシェフのすごさかも。
水のサラダ
メニューリストにはない、サラダ。
水のように見立てているゼリーには、ワサビの成分を抽出した(いきなりケミカル)素材が入っていて、わさびの葉といっしょに食べるとガツンと鼻にきます(涙)
クレソンとならヘーキ(笑) ゼリーは思ったよりも堅いんですが、のどごしはよかったです。
だんだん雪解けで春が近いというイメージかしら。
口直しのソルベ♪
いよかんです。
ほんのり柑橘の香りと酸味がステキでした〜。
パクッとひとくちで☆
冬の甘い香り
デザートです。
フォンダンショコラとバニラアイス。
「熱いうちに」とのことで、たしかにアイスがどんどん溶けちゃう。
フォンダンショコラが、すっごーーく濃厚で、チョコレートクリームのような舌触りで、苦味が表に出てくるガツンとしたスイーツ。
決して重くはないので、すーっと入っていきます。うまいっ。
最初はバニラと交互に食べていたんですが、バニラが溶けてきちゃうので、だんだんソースのようなカンジにもなってしまいました。いいのかなぁ。
実は、まだ終わっていなかったデザート!
この中から、さらに選ぶんです! すごい種類のデザート・・・。
ちなみに3人のパティシエさんがランチとディナーのために、1日2回も造っているそう。
迷いに迷って・・・・
パリブレスト、小さなマカロン2コ(ホワイトチョコレート・ラベンダー、カカオ72%)、ショコラ、カヌレ。ちと欲ばりすぎた・・・。
パリブレストは3人ともチョイスしたのですが、最初に選んだSちゃんが「すごくおいしい!」といってくれたから(笑) モカクリームとキャラメルがしっかりしていて、濃いコーヒーにぴったり。
カヌレは、小さいからかな、ちょっと堅かったかな〜。
ショコラはオレンジリキュール入りかな、オレンジの香りもあって、わたしにはすごくウレシイ。
小さなマカロンは、あっという間に食べられちゃいますが、ちゃんとラベンダーやカカオの香りがしましたよ。
【オマケ】
かわいいマカロンは、この箱にはいっていました。
すごく小さくて、眺めているだけでニヤけちゃいそうな、フォトジェニックなマカロン。こちらは、レ・ミニャルディーズのもの。
大丸東京店にあるそうなので、ちょっとしたギフトにも(もちろん自分用とかでも)いいかも。
箱を開けたら、すっごくキュートだし♪
【オマケ2】
パンがすごくおいしくて! 3種類のパンをサーブしてくれます。もちろん温めてありますよ。
パンといっしょに運ばれたときに「?」と思ってしまった、小さな植木鉢。これは、バターです。芽を出している細かい演出に、つい笑ってしまいました。土の代わりは、細かくなったオリーブ。下にホイップされたバターが。オリーブの塩味などが混ざり合って、バターとすごく調和されていて。パンにつけると三重奏になっちゃいます。
パンはそのまま食べても、さまざまな穀類が入っているので甘みも、香ばしさもすばらしい。こちらのパンはシニフィアン・シニフィエのもの。ただ、シェフがコースに併せたオーダーをするそうなので、同じパンは置いていないかも、とのことでした。
【飲んだワイン】
シャンボール・ミュジニー 2004
生産者:メゾン・ニコラ・ポテル
生産地域:フランス:ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイAOCシャンボール・ミュジニー
ブドウ品種:ピノ・ノワール(100%)
アルコール度:13%
ワクワクのスタート!
プロローグ
「畑から持ってまいりました」という、ラディッシュ。アミューズですね。
目が点になってしまうくらい、ホントーに畑からそのまま持ってきたかのよう。
土に見えますが、ちゃんとシェフが造った「土」。食べられます。土の香りがするかな〜と、そっとにおいをかいでしまったけど…(笑)。種明かしをしてもらいましたけど、自分では再現できないなー。
これがちょっと苦み走っていて、ラディッシュといっしょに食べるとバランスよくなりました。
ボリボリとそのまま手で食べる一品。
リチャードの土
これが、世界料理サミット(テレビで放送されたのを見ちゃった)で披露された「土のスープ」です。
温かいスープで、中身はゴボウ。土のついたゴボウを使ってスープにしているそうですが、色が黒いので、びっくりします。
ゴボウの香りと味がじわ〜〜として、お出しが濃厚で、滋味深いカンジ。でも、ゴボウくらいしか使っていないんですって。お出しもゴボウ? 土は、研究機関に調べてもらい、食べても無害なものだそうです。食材が土ということに驚いていると、「サルは土を食べるんだよ」とSちゃんの豆知識が!
灰
エピローグの前に、生きたままのエビを見せてくれました。バイバ〜イと手を振ったら、ちゃんと一尾のエビがハサミを動かしてくれたんですよ(笑) そのエビが、このようになって戻ってきました。
「灰」というタイトルなので・・・「ではフィニッシュを」と、液体窒素で凍らせて作ったという柑橘類の灰を、ソースのようにパーッと上からかけてくれました。
おお〜〜〜。
ふわ〜っと、「夜ヒット」のような状態です(笑)。灰になっても、ちゃんと柑橘類の酸味が残っていて、エビの甘さを引き立ててくれています。香りもステキ。
真冬の風景
山道とか、高原とかの散歩道で見かけそうな、雪解けを待つ「ふきのとう」。食事をしながらお散歩しているような気分になってきます。
雪に見立てているのはカブで、麦の土(ここでも土だ・笑)といっしょに食べるとうま〜い。これも温かいお皿で、ボコンとなったガラスの器も(しかも3人ともビミョーに違う)温かくて。
山と海の出会い
お魚です(あ、名前が…)。
フキと木の芽、木の芽を泡にしたソースでいただきます。お魚の焼き具合がこれまた絶妙で。身はふんわりとした柔らかさなのに、皮はパリッと。
木の芽のソースの苦味がオトナなカンジ(笑)
火〜祈りの森〜
お肉はピジョン。最初に丸焼き状態を見せてくれます。そのときにピジョンの説明をしてくれたのですが、もちろんフランス産。実は、鳩にもAOCがあるなんて初めて知りました! ワインとかチーズとか酪農系だけかと思ったら…。さすが、食の国。
で、このピジョン。65度だったかでじっくり焼いているので、この赤色をキープしているのだとか。皮がカリッと、皮の下からのお肉部分が全部赤くなっています。ちょっとでも火加減が変わると、焼き色のグラデーションになってしまうんだって。職人技ですな。スーッとナイフで切れる柔らかさ。キンカンや百合の根などが添えられています。甘いの。
炭
こちらもテレビで紹介されていまいしたが、目の前に登場すると、ハッと驚きます。だって、真っ黒なんだもん! 岩ですか? と思える風貌。実は松坂牛。黒く見えるのはネギを焦がして造ったもの。
サーブされたときは、ほうれん草といっしょに。このほうれん草にはお醤油の味付けでソテーされていました。お肉がとっても柔らかく、ネギが香ばしさ越えた苦味が、不思議とソースの役割をしていて、お肉の甘みを引き立てていましたよ。あら、不思議。あまり多くついていると「ニガ〜」と泣いちゃいそうですけど、そのさじ加減がシェフのすごさかも。
水のサラダ
メニューリストにはない、サラダ。
水のように見立てているゼリーには、ワサビの成分を抽出した(いきなりケミカル)素材が入っていて、わさびの葉といっしょに食べるとガツンと鼻にきます(涙)
クレソンとならヘーキ(笑) ゼリーは思ったよりも堅いんですが、のどごしはよかったです。
だんだん雪解けで春が近いというイメージかしら。
口直しのソルベ♪
いよかんです。
ほんのり柑橘の香りと酸味がステキでした〜。
パクッとひとくちで☆
冬の甘い香り
デザートです。
フォンダンショコラとバニラアイス。
「熱いうちに」とのことで、たしかにアイスがどんどん溶けちゃう。
フォンダンショコラが、すっごーーく濃厚で、チョコレートクリームのような舌触りで、苦味が表に出てくるガツンとしたスイーツ。
決して重くはないので、すーっと入っていきます。うまいっ。
最初はバニラと交互に食べていたんですが、バニラが溶けてきちゃうので、だんだんソースのようなカンジにもなってしまいました。いいのかなぁ。
実は、まだ終わっていなかったデザート!
この中から、さらに選ぶんです! すごい種類のデザート・・・。
ちなみに3人のパティシエさんがランチとディナーのために、1日2回も造っているそう。
迷いに迷って・・・・
パリブレスト、小さなマカロン2コ(ホワイトチョコレート・ラベンダー、カカオ72%)、ショコラ、カヌレ。ちと欲ばりすぎた・・・。
パリブレストは3人ともチョイスしたのですが、最初に選んだSちゃんが「すごくおいしい!」といってくれたから(笑) モカクリームとキャラメルがしっかりしていて、濃いコーヒーにぴったり。
カヌレは、小さいからかな、ちょっと堅かったかな〜。
ショコラはオレンジリキュール入りかな、オレンジの香りもあって、わたしにはすごくウレシイ。
小さなマカロンは、あっという間に食べられちゃいますが、ちゃんとラベンダーやカカオの香りがしましたよ。
【オマケ】
かわいいマカロンは、この箱にはいっていました。
すごく小さくて、眺めているだけでニヤけちゃいそうな、フォトジェニックなマカロン。こちらは、レ・ミニャルディーズのもの。
大丸東京店にあるそうなので、ちょっとしたギフトにも(もちろん自分用とかでも)いいかも。
箱を開けたら、すっごくキュートだし♪
【オマケ2】
パンがすごくおいしくて! 3種類のパンをサーブしてくれます。もちろん温めてありますよ。
パンといっしょに運ばれたときに「?」と思ってしまった、小さな植木鉢。これは、バターです。芽を出している細かい演出に、つい笑ってしまいました。土の代わりは、細かくなったオリーブ。下にホイップされたバターが。オリーブの塩味などが混ざり合って、バターとすごく調和されていて。パンにつけると三重奏になっちゃいます。
パンはそのまま食べても、さまざまな穀類が入っているので甘みも、香ばしさもすばらしい。こちらのパンはシニフィアン・シニフィエのもの。ただ、シェフがコースに併せたオーダーをするそうなので、同じパンは置いていないかも、とのことでした。
【飲んだワイン】
シャンボール・ミュジニー 2004
生産者:メゾン・ニコラ・ポテル
生産地域:フランス:ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイAOCシャンボール・ミュジニー
ブドウ品種:ピノ・ノワール(100%)
アルコール度:13%
by matc_tomo
| 2009-03-19 15:05
| おいしい日々