日本語ってむずかしい
2005年 05月 20日
一時私の回りでも話題になった「よろしかったでしょうか」をはじめ、さまざまな「気になる言葉の使い方」を紹介しています。
国語辞典に携わるプロの方たちの解説なので、文法や言葉の使い方の変遷など、さまざまな角度から掘り下げています。
問題の「よろしかったでしょうか」についても、頭ごなしに「それは間違い」とはいわず、使うときは、どの時点で使えるのかを探っていきます。なるほど。言葉の使い方はもちろんですが、その言葉を使うときの時間を考慮しなくてはいけません。当たり前か。
それでも、これだけ氾濫しているというか、みんながこぞって使うということは、そんなことはお構いなしと考えられているところもあると思うんです。使い方を考えないで、流行っているからという見方で広がったようにも思えます。日本語って難しい。
以前、英語通訳の方にインタビューをしたことがあるのですが、彼女は「なによりも日本語を話せないと意味がない。母国語をちゃんと話せなければ、他国語をいくら勉強して堪能になっても、通訳にはなれない」と語っていました。たしかにそうですよね。日本語はネイティブレベル(当たり前ですが)でも、使い方が間違っていれば、それは「話せる」にはなりませんから。
さて、本を読んで、ためにはなったと思うんですが、白黒はっきりしなかった部分というか、私が期待していた展開になっていないところもあったので、ちょっと残念かも。
by matc_tomo
| 2005-05-20 02:05
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