『ボビー』


群像劇『ボビー』を見てきました。監督は、俳優のエミリオ・エステベス。お父さんのマーティン・シーンも出演しています。

ロバート・F・ケネディが大統領予備選のCA州選挙に勝利した夜にアンバサダーホテルで暗殺されるんですが、その日のホテルの出来事を描いています。

政治映画かな? と思ったのですが、ボビーは出てきません。というか、当時のニュース映像などを巧みに使って、彼(本人)を登場させています。アメリカの未来を変えようと奮闘するボビーに共感する人々の期待や日常を描くことで、ボビーが目指した政治理念を浮き彫りにしていくのです。政治映画というよりは、ヒューマンドラマでした。余談ですが、選挙速報番組が映るシーンでは、CBSドキュメント(60minutes)のマイク・ウォレス記者の若かりし姿も見られます(笑)。

この構成力に圧倒されました。
エミリオ・エステベス、恐るべし!

舞台となる1968年は、ベトナム戦争、キング牧師の暗殺、貧富格差などアメリカ政治や情勢が混沌とした時代で、ボビーはアメリカの救世主的な存在となっています。今の時代となんら変わらないなーと思いつつ見ていました。当然、この時代は生まれてないし(笑)。

登場人物は、全部で22人。ボビーの暗殺は事実ですが、登場人物はすべて脚本も書いたエステベスによる物語です。これだけの人物たちを飽きさせずに描ききるなんて、凄い人なんだねぇ(笑)。

そうそう、この映画の魅力は、音楽にもあります。サイモン&ガーファンクルやマーヴィン・ゲイ、シュープリームスなど60〜70年代の名曲を劇中に織り交ぜています。サントラを買おうかと探し中(日本盤は2月発売なんで)。
[PR]
トラックバックURL : https://matcandco.exblog.jp/tb/6328876
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by matc_tomo | 2007-01-13 00:33 | テレビと映画 | Trackback | Comments(0)